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地を穿つ魔

タイタス・クロウサーガ第二弾、地を穿つ魔読了ー。


タイタス・クロウの事件簿から早5年。ついにタイタス・クロウサーガ真の幕開けたる「地を穿つ魔」が刊行されたわけで。ぶっちゃけ、俺はここ2、3年の間に前巻を読んだクチなんで、それほど待たされた感は無いのですが。「黒の召喚者」辺りからのファンの喜びたるやいかばかりのものか。


それはそれとして、「黒の召喚者」。
絶版とはいえ、ネット書店を見る限りでは、まだ入手可能な様子。ううむ、創元で「事件簿」未収録の短編がサルベージされる可能性を考えるとコレは買っといたほうがいいのだろうか。「狂気の地底回廊」とか、「異次元の潅木」とか、「ダイラス=リーンの災厄」とか読みたいしなぁ。


感想については、ネタバレ対策として追記スペースで。
つーことで感想。


前著「タイタス・クロウの事件簿」では今一つわからなかった“ダーレス的と言うよりラノベ的”と言う某所のラムレイ評がやっと体感できた感が。まー、事件簿の方も一般的な神話作品に比べりゃずいぶんと陽性で軽妙なところがあったけれども、これに比べりゃまだ平均的神話作品の範疇に入るやね。


一歩間違えれば、凡百の“設定借りただけ”伝奇物に堕しかねないトコロを、新機軸の神話作品に仕上げているのはHPLへの愛のなせる業か、神話作家としての技量の差か。ともあれ、およそ神話作品には似つかない人類側のアグレッシブ具合でありながら、神話作品らしさを失ってないのは人類と旧支配者との格の違いをきっちり抑えているからなのだろう。
かなりトンデモな魔術師であるクロウをもってしても、あらゆる小細工を動員しなければみを守ることすらおぼつかないとか、弱点や生態を把握し、対策を確立済みであるシュッド-メルの落とし仔の駆逐ですら多大な犠牲を払ってようやくとか、この辺りを弁えられるか否かが、ただ借りただけのバトル物に落ちるか、異端の神話作品になり得るかの境界線なんだろうなぁ。


しかし、前著「事件簿」巻末の未刊行作品紹介を見る限りじゃ、境界線を踏み越えそうな気配もかなり濃厚で不安だったり。
…正直なところ、俺は“面白ければ勝ち”な人間なんで、実は上でウダウダ言ってたことは瑣末事だったりするのですが(色々と台無し)。まぁ、どっちに転んでも今後も期待大な事には変わりない訳で。
唯一つ懸念するのは、次巻の刊行がまた五年後とかにならないかだけな訳で。待たされるのは、EGFと佐藤大輔だけにしたい…。ドンだけ売れてるのだろうか…。
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テーマ : 海外小説・翻訳本
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

小日向悟

Author:小日向悟
栃木在住
川上稔と西武ライオンズをこよなく愛する男
職業は仮面ヲタ公務員
BH初めてから敬遠肯定派に転向
アンチと言うかヘイト虚塵でナベツネ氏ね

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